新技術による木質化

今まで利用されなかった場所に無垢材を積極的に使う

インテリア針葉樹だと傷がつきやすく、目に見える箇所に使われにくかった

スギやヒノキは軽くてやわらかく、加工しやすいので、どちらも昔から建築材料として重宝されました。しかし、硬いペン先を使うテーブルの天板や、キャスターの付いた椅子を使う床など、用途によっては傷がついてしまうため、外国産のハードウッドとよばれる広葉樹や新建材が使われているのが現状です。

「表層圧密テクノロジーGywood®」は木材の表層のみを圧密することで表面強度を高め、無垢材の持つ質感はそのままに、傷に強く、軽さや加工のしやすさはそのまま継承した、まさに新素材と言えます。

Gywood

またGywood®は美しい木目の意匠を生かしながら、大きなサイズや薄型に対応できるので、地域材の特色を出したり、デザイン面でも有効です。
木曽川流域材 + 表層圧密テクノロジーGywood®のコラボレーションで木質化の用途が広がり、外国産の広葉樹や新建材に頼らなくても地域材を中心に木質化が実現できるのです。

テーブル:美しい木目と薄型で長尺が可能

家具:軽量で加工がしやすく、クギ効きがよい

フローリング:クッション性があり、温かく感じる

エクステリア公共的な場面は多いが、劣化に対する不安から使われてこなかった

木曽川流域材のスギやヒノキは自然素材のため、長期間屋外で使用するには木材の腐れやシロアリからの被害を防止する必要があります。

乾式加圧注入処理は、安心・安全な薬剤「AZN」を使用しています。AZNの安全性を表す「LD50」という値は食塩よりも毒性が低い数値です。それを乾式加圧注入処理することで木材に深く浸透するため、長期にわたり高い効果を発揮します。

木曽川流域材は、乾式加圧注入処理によりAQ認証となります。公的規格が求められる公共建築、非住宅建築などに幅広くご活用できます。