住まいの耐震博覧会から早くも一ヶ月が経とうとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
少し遅くなりましたが、耐震博では木曽川流域材や国産無垢材の内装材を、他の自然素材と組み合わせた実物大のお部屋として皆様に提案させて頂きました。本日はその内容を簡単に紹介させて頂きたいと思います。
まずこちらが、木曽川流域材の桧のフローリングとサワラの羽目板を使ったお部屋で、リビングをイメージしています。
桧のフローリングは、ともすると和のイメージが強く出てしまいますが、この木曽川流域材のフローリングはUNI加工している為、樺桜とよく似た表情を持ち、珪藻土の塗り壁とも相まって、とても清潔感のある部屋に仕上がりました。
無染土と言われる泥染めをしていない国産イグサの置畳です。桧のフローリングとも相性抜群でした!
国産杉・節有のフローリングを使ったお部屋です。子供部屋をイメージしています。
杉は断熱性や防音性に優れ、柔らかい材質ゆえに転んだりしても怪我をしにくいなど、長所をたくさん持っています。しかもリーズナブル!
壁には、シックハウス症候群などからお子様を守る作用を持つ、イグサで出来た和紙クロスを貼りました。
大切なお子様を育てるお部屋には、安心・安全な自然素材で出来た部屋はうってつけです。
最後は、国産杉・節有りのフローリングを使った寝室をイメージしたお部屋です。
先ほどの子供部屋と同じ、杉の節有りのフローリングを使っていますが、こちらは圧密加工という特殊な加工を施したフローリングです。
圧密加工は、高温のプレスをかけることで、杉の表面を圧縮して硬くする加工の事です。杉は柔らかい材質の為、少々傷がつきやすい面もありますが、圧密加工を施す事で広葉樹のナラにも負けない硬度を持たせる事が出来ますので、大きなベッドを置いても安心です!
このコーナーでは、木曽川流域材や国産無垢材の内装材を、実物のお部屋として見て頂きながら、無垢材や自然素材の心地よさを体感して頂くことで、そこに生活している自分の姿を皆様にイメージして頂く事が出来たかと思います。
たった2日間でこわしてしまうにはもったいない展示でした・・・。
沢山写真を撮りましたので、またカタログなどの提案ツールにして協議会会員の皆様にお届けできればと思います。